この季節にこの場所でしか見られないものがあります。真冬のオホーツクの流氷、真夏の台湾の南十字星。
そして、初夏の道南のカシオペア(に代表されるアップグレードな寝台特急)。「噴火湾沿いの絶景と、朝色に染まる客車列車」をイメージしつつ、お得なキップを使って陸路で北の大地へ2泊3日の旅。

 生憎の天気で空と海との境目がはっきりせず、大らかでスケール感溢れるこの地特有の構図に挑めない展開が続きました。しかし、上下1日4〜5本のブルトレ総撮りは最早ゲーム感覚に近いものがあり、それはそれで愉しいもの。幸いにも列車はほとんど定刻に通過してくれました。そんなわけで、季節の花にも風景にも目もくれず「鉄オンリー」の3日間でしたが、印象的/記念碑的な写真は一枚も撮れず、今回は壮大な「下見」と位置づけることにしました。

 新幹線が青函トンネルを越える日も近いようですが、優雅でリッチな寝台列車での旅 もまた重宝される、そんな未来でありたいですね。